設立の経緯

最新の活動報告【日露文化芸術文化フェスティバル2019】の紹介はこちら!

当協会は理事長で音楽家、作曲家の江藤雅樹と、その妻専務理事でヴァイオリニストの江藤しのぶの二人が参加した、2018年12月に行われた「ロシアにおける日本年」記念能楽公演のツアーでの、ロシアの人々との交流がきっかけで発足されました。

2016年プーチン大統領の来日に際して、現場トップ級の合意によって開催が決まった「ロシアにおける日本年」「日本におけるロシア年」

その現場でロシアの人々や最新のロシアの情報に触れた夫妻は、
”日本人のロシアに対する認識はこの30年変化していない”という事実に驚きました。

2000年代から障害者のためのコンサートや、独自に研究を進めていた音楽療法を通じて、障害者の自立支援活動に参画していた夫妻にとって、国家間にも存在する無理解の壁を体験したことが、「芸術を通じて、理解と友好の輪が広がるきっかけを作り出していきたい」という、弊会発足の理念につながっていきました。

弊会は国際友好親善活動はもとより、国内にも散見される社会的弱者への相互理解のきっかけを、芸術を通じて生み出していくことを目的とする、芸術家がそれぞれの持つ才能を活かし、主体的、能動的に社会貢献に参画する団体を目指しています。

活動内容のご案内

弊会を発足するに至るきっかけをくれたある一台のピアノがあります。

ロシアのサハリン州ホルムスク市の文化会館にある、ソ連時代から数十年放置されてきた”エストニア”という、今はなきブランドのフルコンサートピアノです。

元々はとても高価で響きの素晴らしいピアノですが、ソ連からロシアへの変化の激動の中で、一流の調律師も少ないロシアの地方都市では、やがて扱いきれずに長年放置されることとなりました。

そのピアノの蓋が10年ぶりに開きます。

弊会の理事長である作曲家の江藤雅樹は、現地の調律師が2日間4回にわたり調律してもどうにもならなかったエストニアピアノを、4時間にわたり自ら調律し、本番は市民がスタンディングオベーションで喝采を贈る大成功にて終えました。

終了後ホルムスク市長とのあいさつでは、「私が何とか半分だけあのピアノを修復しました。ぜひ残りの半分は市民のために、市の力で修復して露日友好のシンボルにしてあげてください」と伝え、市長は提案をたいへん喜ばれました。

しかしロシアの地方の小さな町の予算では、なかなか大規模な修復は実現が難しく、修復できる調律師もいません。

そこで、弊会ではこのエストニアピアノを日本及び世界の御賛同頂ける皆さまからのご支援で、日本の一流の調律師の手によって現地で修復するプロジェクトを立ち上げています。

街に市民が使用できるグラウンドピアノはこの一台しかありません。

つまり、市民が触れられるグラウンドピアノは現在一台もありません。

再びエストニアピアノを修復し、ホルムスク市民のみなさんが日常的に使用できるピアノが提供されることで、ピアノが復活した経緯が市民の間で語り継がれていくことによって、エストニアピアノに新たなロシアと日本の友好のシンボルとなって欲しい。弊会はそのように願い実現に向けて動いています。

「ロシアにおける日本年」能楽公演備忘録

ぜひロシアの旅の記録をご一読ください。

主な活動内容

  • 国際文化友好親善活動
  • 障害者と健常者との相互理解と交流のための文化活動
  • 障害者が主体者として参加するオーケストラの運営
  • その他、社会的弱者への理解が広がるきっかけを生む一切の文化芸術活動