目次
・デジタルコミュニケーションの次の姿を描く
一般社団法人 日本芸術文化友好親善協会では、コロナ以降デジタル領域におけるコミュニケーションの革新を図るために、様々な研究を進めてきました。
Zoom×高画質映像×スタジオクオリティの音声・音楽による、オンラインコンサートや、オンラインセミナー。
そして、今世界を席巻している社内ツール、コミュニケーションツールである「Notion」を採用しての、ハイブリッドな遠隔コミュニケーションを実現してきました。
協会の理事長であり、音楽家・作曲家でもある江藤雅樹は、一般財団法人 日本能力開発推進協会 認定の上級心理カウンセラーでもあり、産業心理カウンセリングにも通じています。
2000年代初頭から、ビデオコミュニケーションを通じた海外との事業も数多く手掛けています。
また、2018年に行われた日本国外務省の国際交流事業、「ロシアにおける日本年」で派遣されたロシアとの交流では、以後、年間通じてロシアの友人たち、カウンターパートナーとのコミュニケーションを遠隔で行い、これまで”わずか一日のリハーサルでオーケストラとの新作共演を実現する”という偉業も残しています。
当協会では、コロナによって急速に変化したデジタルコミュニケーション、遠隔コミュニケーション、テレワークの可能性と問題に対して、これまで20年近くに渡る豊富な経験を通して向き合い、次世代のための「心が通うデジタルコミュニケーション」を実現するべく取り組んでいます。
・芸術家がなぜデジタルコミュニケーション改革?
「芸術文化友好親善協会である貴協会が、なぜデジタルコミュニケーションの改革に取り組まれているのですか?」このような質問を頂くことも多いです。
そのような時は、私たちは必ずこうお答えしています。
「2000年代に入り、認知考古学者のスティーブン・ミズン博士が主張しているように、まだ言語も確立していない数万年前、ほかの動物たちがそうしているように、私たちの祖先は歌を歌うように対話していました。
芸術の原点はコミュニケーションです。音楽も踊りも、自然神への祈りも治療(音楽療法)も、全てはコミュニケーションの原点です。
そのような、心が通い、人々の心が響き合うコミュニケーションによって、私たちの祖先は一致団結する集団を構成することに成功し、これほどまでに地球上で繁栄することが出来ました。
しかし、1990年代後半以降、急速にデジタル社会に変容し、その変化はこの10年で目まぐるしいものになっています。
その陰で、肌でふれあい、同じ空気を共有し、同じ体験を共感共有するという、私たちの祖先が何百万年も大切にしてきたコミュニケーションもまた、失われつつあるように見えます。
私達はそのような時代において、いかに心の通う、音楽的、芸術的コミュニケーションを再構築できるか?
芸術家こそ、その責任を担っていくべきであると考えています」
・当協会が研究を進めるハイブリッドなデジタルコミュニケーション
当協会はコロナ前まで、最もテレワークを駆使して海外と事業を展開していた「遠隔」のスペシャリスト集団です。
しかし同時に、「音、響き」に関するセミナーやコンサートなどのコンテンツを、「絶対にオンラインではやらない」と断言してきました。
デジタル通信ではコミュニケーションにおいて最も重要な要素が抜け落ちてしまうことを、誰より知り尽くしているからです。
しかし、時代は新型コロナウィルスのまん延によって一気に「遠隔重視」に傾きます。
「中身の失われたデジタルコミュニケーション」と「テレワーク推奨」によって、人々の間に「分断」と「孤立」が広がることを危惧した当協会は、「心と情報の共有体験」を重視した、次世代型デジタルコミュニケーション、テレワークの提案を社会に向かって展開すべく、現状最高品質のデジタルコミュニケーションを研究し始めました。
コロナ禍に入ってまだ間もない2020年4月から動き出しています。
・Zoomを駆使した高画質・高音質オンラインセミナー&コンサート
様々なビデオミーティングアプリを検証しましたが、参加者の使い勝手の良さ、設定次第では最も音質が原音に忠実である、「Zoom」がビデオミーティングアプリとして採用されました。
Zoomには高忠実音楽モード(現:ミュージシャン用オリジナルサウンド)というモードがあります。
さらに、環境ノイズを抑制する機能を解除することも可能です。
これによって、こちらが送り届ける音、響きに対して、余計な処理を一切行わない環境が遠隔で整います。
そして、プロが使用するレコーディングスタジオ環境の音響システムによって、ビデオミーティングとしては超高音質な音を送り届けることが出来ます。
同時に、ビデオカメラは業務用のカメラを4台設置し、別の部屋からスイッチャーによってスイッチングを行います。
これによって、現場の臨場感を様々な角度から高画質で視聴者に届けることが出来ます。
このような環境を活かして、コロナ禍以降はオンラインでのセミナーや、障害者施設、老人ホームと繋いだ、遠隔コンサートを数々実施してきました。
これらの高品質なオンライン・イベントの実施は、ビジネスシーンにおいてもより高品質なユーザー体験を実現できるため、企業様への導入支援も行っています。
・Notionを採用したハイブリッドなテレワーク
今シリコンバレーを拠点として、世界を席巻している「Notion」
Notionとは何かというと、シンプルに言えば社内ツールです。WordのOfficeにも似ていますし、Googleが数々リリースしているアプリにも似ています。
では何が違うのか・・・?
それは、「Notionなら一つのブラウザの中で完結できる」という点です。
回覧板のようにWordやExcelのファイルを回してみんなが個別に見る。
Googleのスプレッドシートなども同じような利用のスタイルになります。
しかし、Notionならプロジェクトごとのページを作り、その中で参加者が一緒に情報を構築していけるのです。
イメージとしては、全員でリアルタイムで眺めている白紙のWebページの中に、MicrosoftWordのように自由にテキストや画像・動画を配置していく。
同じページの中でExcelやGoogleスプレッドシートなどの表を埋め込みリアルタイムで入力していく。
それらの情報をカレンダーやタイムラインで時間軸の管理も行い、さらにはそれらの情報がWikiとしてデータベース化される。
このような画期的な情報統合ツールが今世界で話題の「Notion」です。
(Notionの代表的な仕様例)
・テキスト情報に画像や動画を張り付けてランディングページのような情報ページを残す。
・進捗状況をタイムライン化して「ガントチャート」で現在の状況を全員で把握する。
・細かく散らばった情報をデータベース化して、いつでも全体像が可視化できるようにする。
・蓄積された各プロジェクトページの情報に、瞬時に検索をかけてアクセスできる社内wikiが構築される。
こういった便利な機能を、仲間とわいわいZoomで盛り上がりながら使って、参加者全員でゴールに向けて共有するべき情報を共有できるのです。
ここに、現代テレワークによって急速に失われている、共感共有体験の再構築があります。
しかし、Notionを利用しても残念ながら「肌感覚」の体験はありません。
それは、デジタルイノベーションに突き進む社会が、過去の環境に戻る気がない以上変えようがありません。
しかし、Notionをうまく、賢く利用することで、「デジタルコミュニケーションで零れ落ちていっている、細部の情報や参加者の気持ちを拾いなおせる可能性」が開くのです。
今ならビジネスシーンの誰もが持っている、スマホとPC1台あれば、スマホでZoomを繋ぎ、参加者と顔を見て話し合えます。
しかし、複数の参加者でビデオミーティングした際に起こる「しゃべっている人以外の置き去り」、これに対してNotionで他の参加者が議事録を取ったり、その内容にさらに別の参加者がコメントをしたりすることで、意見の入り口を格段に広げることが出来ます。
そして、全員でNotionのプロジェクト・ページを閲覧しながら、Zoomでリアルタイムで話していたことの、内容の本質を確認しながら重要度の高い情報を整理し、全員で共有する。
そして、それらの情報を10年後でも一瞬で引き出せるように「社内wiki」としてデータベース化する。
このようなハイブリッド・テレワークを実現できるのが「Notion」です。
Zoom×Notionはある意味で、インターネット上のヴァーチャル・オフィスとなるのです。
・ハイブリッド・テレワーク
これまでにご紹介した、当協会が進めているデジタルコミュニケーション革命ですが、多くの企業様の遠隔ワークの問題や悩みを解決する上でも、大いに活躍しております。
高品質なZoom環境やNotion導入支援も、丁寧に現在の御社の状況をヒアリングしながら、個別の現場ニーズやスタイルに合った提案をさせて頂いております。
まずは、「ハイブリッド・テレワーク」の凄さを無料で体験してみて下さい!
ご相談はどうぞお気軽にお問い合わせください。
・Notion導入支援サービスについて
詳しいNotion導入支援サービスのフローはこちらのページをご覧ください!